2026年初売り その2/PATRINIA

初売り商品その2「PATRINIA」を紹介します。

 

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・初売りは1/3(土)12時スタート(営業時間は18時まで)

*ご予約は12/28(日)13時よりお受けします。

*完全予約制です。ご予約のないお客様はご入店できません。

*ご予約は電話受付のみです

*1/3(土)12時〜18時営業

 1枠50分・2組まで(1組2名様まで)(貸切ではありませんがお時間が長いです)

*1/4(日)〜1/6(火)13時〜18時営業

 130分間・1(12名様まで)(通常通り貸切です)

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今回製作をお願いするにあたり、素材をどうするか非常に悩みました。

これまで踏み込んでこなかった領域が知りたい。

否、あえて入ってみようと。

つーことで、私達が所有するビンテージファブリックの中でもナカナカの難物をチョイスしてみました。

 

日本の製糸業が最盛期を迎えたのが約70年前のようです。

15年くらい前になりますが、とある製糸工場の名前が入った袋を偶然手に入れました。

何度もこの袋を使って製品にしたい!とファイティングポーズをとりますが、あまりの存在感に毎回戦意喪失。。。

そーなんです、日本っぽい雰囲気のものを材料として使用すると、よく見かける顔の製品になってしまうので非常にアブナイ。

 

想像の遥かカナタに行ける人。

山中さんしかいない。

この難物で「アンスーツ アッパー」の製作をお願いしました。

 

元々のよさを消さない程度に解体し、元の縫い目やパーツをそのまま使用してパッチワークを組んでいただきました。

裂け方がカッコよかった部分は手縫いで布を継いでパーツを裁断、構造上の切り返し位置にある金具などを残すためにフリーハンドでパターンを展開し、あえて縫い目をズラして手縫いで仕上げてもらいました。

分厚いループを噛ませたり、出来るだけフォルムに偶然の歪みが出るようアレンジしています。

製品での洗いを何回かかけた後、ダメージ箇所に白いカシミアの糸でハンドステッチウーブンで仕上げています。

全部、山中さんのアドリブ力の成せる術。

流石ですねぇ。

 

アンスーツ アッパーは、肩のチカラをゆるっと抜いて着れるジャケットです。

小ぶりな衿が特徴的でして、これまでのPATRINIAのジャケットと比べて印象が違うと思います。

 

いや〜実物を早く見てほしい!と強く思います。

ものすごい雰囲気のPATRINIAのジャケット、皆さんいかがですか。

 

初売りブログは続くよ〜どこまでも。

年内にあと3つブログアップします!

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ご来店は予約制です。

お電話にてご予約をお取りください。

 

[Aパターン]

古い製糸工場の袋をメインに組んでいます。補修に使用した生地も全てビンテージです。

ハンドステッチウーブンは5H。

price:¥180,000+tax

 

[Bパターン]

古い製糸工場の袋にビンテージリネン&ビンテージブラウンデニムをコンボしています。

ハンドステッチウーブンは4.5H。

price:¥175,000+tax