t a g l i o v i v o (タリオヴィヴォ)
デザイナーは Giordano Lapegna氏。
tagliovivo = 切りっ放し を意味します。
ネーミングのとおり、素晴らしい素材をラフなルックスに仕上げます。
使用する素材は、ベジタブルタンニンレザーを植物や泥を使い特殊な染色で表現したり、またguidi社のレザーを使用するものもあります。
tagliovivoにはナチュラルという概念があり、オーガニックということではなく、革についている傷をそのまま残して製品を作るということ。
これは動物達の一部であった傷をそのまま受け入れたというデザイナーの哲学です。
つまり、リスペクト。
デザイナーが製品にする際に、
どの部位を使えば耐久性があるか?
美しいものに仕上がるか?
ということを考えながら、一枚ずつ手で裁断します。
tagliovivoの特徴的なもの、それはバックルリングです。
実はこれ、19世紀中~後期に作られたアンティーク。
イタリアで暖炉の上にティーポットを吊るす際に使われていた錬鉄チェーンです。
美しいレザー + 力強い鉄
このコントラストがtagliovivoのビジュアルです。
tagliovivoのバッグは、アルチザン系すぎず、クラフトでもない、デザインとしての塩梅がちょうどよいんです。
ゆるっとしたかっちり感。
抜け感があるけど、なんだか真面目。
使えば使うほど、愛着が湧きまくる素敵なバッグです。