DA'S / Travis(ダズのトラヴィス)

in DA'S 2023/5/18/木曜日

皆さん、こんにちは。

毎週火・水・木はお休みですので、ご注意下さいませ。

本日はDA’S(ダズ)のクルーネックティーシャツを紹介します。

最初のリリースが2017年なので、6年前から作り続けているアイテムです。

実はですね、この製品は私の妄想劇場からスタートしました。

知らない方もいらっしゃると思うので、改めて妄想具合を書きますね。

とある映画の主人公をイメージしてみました。

その主人公の名は、Travis(トラヴィス)といいます。

ただですね、このトラヴィスさんは映画の中では(多分)長袖シャツしか着てないす。

じゃあ、着てそうなTシャツって何？？

って感じで妄想しまくりまして、多分着るんだったら、ヘ◯ンズの3枚パックかなって。

似合うのは70’Sのやつ、しかもヤレ感がある。

ということで、まずは70’Sデッドストックの3枚パックをGETしてみました。

このまま型抜きするとリプロダクトになってしまう。

ん〜それじゃあ、数ヶ月着用と洗濯を繰り返し、いい感じの雰囲気になったものをイメージサンプルにしようってことに。

なので、このTシャツはネックが最初から若干広めの設定す。

シャツを着たときにネックがあまり見えないほうが色気があるのでかっちょいいですよ。

広すぎず、狭すぎず。良い開き具合になってます。

って感じす。

フォルムは立体的でして、ゆとりのある身幅に対し肩幅はやや狭めのバランス。

アームホールの形状、肩の落ち方も改良を重ね、現在のものになりました。

一般的なティーシャツは直線的なシルエットですが、ダズのトラヴィスは全くの別物なんです。

どう違うかは、、、着てみてね(笑)

あっ、長年の課題だったのが衿ぐりの作りでして、この付け衿タイプの場合、バインダーと比べるとどうしてもたわみ易くなりがち。

毎回あれこれ改良を重ねてきたんですが、今回のやり方が一番ピタッときました。

サンプルを1年間試してみたけどノープロブレム。ノーたわみ、やた。

サイズ展開をこれまでのサイズ1〜3から、サイズ0・2・3にしました。

サイズ2と3は同じですが、サイズ0はちょっぴり違います。

サイズ1をベースにアレンジしてまして、身幅と裾幅は同じですが着丈は短く。裄丈は変わりませんが肩幅と袖丈がそれぞれ違います。

特に女性の方が着用した際にキレイに見えるバランスを狙いました。

定番のTシャツってある程度の年齢になると女性は着なくなるなぁと感じてて。部屋着では着るけど外では着ないというか。それって首の開き具合とか、着丈と身幅のバランスとかで部屋着感出過ぎちゃうからなんじゃないかなと。
それで特に女性の方が着用した際に肩回り、腰回りがすっきりキレイに見えるバランスにして、1枚で着ても「あれ？アリじゃない？」と思っていただける感じになったかなと思います。

とは言えベースはトラヴィスなので小柄な男性が着ても女性っぽくはならないですよ。

カットソーの縫製仕様で4本針フラットシーマ、天地ステッチ(vintage的表現だとシングルステッチ)、タコバインダー、この3つを取り入れてる製品ってあんまりないと思います。

そもそもミシンの設備が揃わないっていうのもありますが、どうしても工賃が高くなってしまいます。

トラヴィスはこの三種の神器がないとデザイン的に成立しないんですよね。

「ないから、作る」っていうのはダズらしさかなって。

素材はアメリカ産のコットンを端数番手にしたものを使用しています。

ぱっと見はほぼ一緒ですが、以前の米綿と違う素材なんです。

洗い込んでいくと目が詰まっていくので、よりアメリカらしい風合いに育ちますよ。

独特のドライタッチ&見た目がめちゃよいす。

(ワンサイドラグランティーと同じ素材す)

あっ、そうそう、製品を水洗い&タンブラー乾燥してるので縮み問題ナッシング。

手に入れたその日からソッコーで着れますよ。