TENDER Co. 2017AW Collection/Type 944 Lined Folded Morning Coat(テンダーのモーニングコート)
皆さん、こんばんは。
ここ数日の絶望的な暑さに比べると大分マシになってきましたね。
よーやく短い秋が訪れるんですかね〜
本日はTENDER Co. 2017秋冬コレクションより、モーニングコートを紹介します。
今シーズンのテーマが「layered in different combinations」といいまして、屋根裏で見つけた古い洋服のようにシャツやジャケット、コートをオーバーサイズorアンダーサイズで組み合わせて着ることを提案しています。
テンダーの洋服は素材が変わったものが多く、それぞれ縮率も極端に違います。
なので、同じシャツでも素材ごとにサイズ感が変わります。洋服作りにおいて、本来NGとされることもデザインの一部と考えられているのが特徴です。
簡単に言うと、同じシャツでも縮みまくったやつ+そうでもないやつ、上手くレイヤーして着用時のバランス感を楽しんでね♪ってことなんだと思います。
このモーニングコートですが、個人的にもちょー楽しみにしてたやつなんです。
展示会で見た瞬間(試着する前)にオーダーしようって決めました(笑)
全体的に丸いフォルムをしてますが、身幅はテンダーにしては細めです。
袖付けはやや前振りがきいており、いつもよりドレッシーな印象を受けます。
肩幅はいつもの感じなんですが、袖山が若干低く、ワークテーラードジャケットといった感じ。
着丈はコートというよりは、ロングジャケットのほうがしっくりきます。
実はこのコート、作りがハンパない。
なんとっ、丸く裁断した生地を折り畳んで身頃を作ってます。
前身頃と裾にあたる部分の生地端はラウンドしてるので、そこを折り畳んでミシンをかけることにより、通常では見られないステッチが全体的に走ります。
しかもね、襟〜裾の生地端部分のパイピングは途中に継ぎ目なく、グルっと一周させてます。
このパイピングはテープじゃなくてバイアスにカットした生地だし、作るのに一体何m必要なんだろう??
一重ではなく、ウールブランケットの裏地付きなので、ステッチ部分がパッカリングしてパデッドジャケットのように見え、なんだかとっても可愛いす。
襟部分のデザインはカラーレス。18世紀のフロックコートよりイメージしてるそーです。
ボタンはスモークカラーの貝ボタン。通称DAKSボタンといいまして、Savile rowでも使われています。
次に生地ですが、弱撚糸の綿50%・ウール50%。ゆるっとしてて、よい感じす。
柄がオーニングストライプといいまして、日よけのテントなんかに使用されてる幅広ピッチのストライプです。
裁断時の取り都合により、柄の入り方が一枚一枚違います。ウチで発注した分をチェックしてみましたが、全部違ってた。ん〜どれにするかが、正直悩ましい。
最後にカラーですが、ウチではプルシアンブルーとイエローオーカーの2色発注しました。
プルシアンブルーは機械や建築の図面の複写(ブループリント)、日光写真にも使われていた染料です。
あっ、6枚目の画像(Vintageです、絶賛販売中)がそうす。
イエローオーカーは黄味を帯びた土です。古代エジプト絵画の顔の色やアフリカの洞窟のペイントなんかに使われてたようです。
いや〜すいません、長文になってしまい。。。
自分の髪がロマンスグレーになった頃、このコートを着て、老後の青写真を描く(ワイハーでビア三昧)のもよいなぁ(笑)
気になりましたら、是非。
それではまた。
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ご来店は予約制となっております。
お電話にて(メールではご予約できません)ご予約をお取りください。
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color: prussian blue /
50% wool,50% cotton(wool-cotton awning stripe)
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size:
1234/ ¥ 97,900(within tax)- color: yellow ochre / 50% wool,50% cotton(wool-cotton awning stripe) / size: 2
3/ ¥ 97,900(within tax) sold out - color: yellow ochre / 50% wool,50% cotton(wool-cotton awning stripe) / size: 2