DA'S/Square Neck Vest "2023"(ダズの手編みベスト)

皆さん、こんばんは。

本日はDA’S(ダズ)の手編みベストを紹介します。

おっ、例のやつ出るんかい？って思っていただけたら嬉しいなぁ。

最近ダズを知った方はご存知ないと思うので、改めて書きますね。

このベストには元ネタがあるんです。

WW2のアメリカンレッドクロスのスクエアネックベストでして、アメリカ古着好きなら知ってるかと思います。

Vネックも存在しますが、私達はスクエアネックのイビツな感じがとても可愛くて好きです。

ちなみにWW1にもスクエアネックがありますが、フォルムが鎧感強めす。

大戦当時レッドクロスのベストは女性や子供が手編みで作っていました。

手編みの為に個体差もあり、また形のよいモノ(縮んでない)となると、見つけるのが難しいんですよね。

むむ、こんなベストを作ってみたい！という思いから、10年以上前にイギリスのとある有名ニッターさんに私物のvintageを持ち込んでサンプルを作ってみました。身頃はハンドフレームで編めるけれど、元々が手編みということもあり構造上脇のリンキングなど出来ない箇所が出てしまい実現せず。。。

しかし諦めの悪い私達は国内の腕のよい編み手さんにお願いし、棒針で編んでもらうことにしました。

もちろん、全て手編みです！

オリジナルは約80年前に作られた洋服&用途もあり、なかなかのタイトフィットです。

10年前と現在を比べても洋服のシルエットは大分違うことを考えると80年も前ならそりゃそーです。

ゆとりを持って着てほしかったので、2020年リリース時よりも全体的にちょっぴり大きくしています。

(オーバーサイズではないす)

この大きくする、っていうのがマジで難しくて、単純に全体的に大きくしてしまうと、肩幅や着丈がおかしなことになってしまう。このベスト、元々はアームホールも全て直線なんです。小さいサイズをビタっと着るから身体に沿って直線も曲線になっていた訳で、それにゆとりができると、なんだこのイビツな物体は？ってなるんです。

そんな迷走をしながら、編みの工程のルールは変えずにフォルムに関してはサンプルを何度もあげ、これだ！って思うバランスになるまで修正しまくりました。

私達の無茶振りに今回もお付き合い頂いた編み手さん、本当にありがとうございます。

使用した糸は前回と同じメリノウールの紡毛です。

紡毛って聞くとチクチクするのでは？って思うかもしれませんが、じぇんじぇんダイジョーブ。

色味は使い込んだ藍染めの布のような感じ。とっても合わせやすい色ですよ。

サイズ展開はあえてフリーサイズ。

シャツやカットソーとレイヤーしたり、コートやレザージャケットのインナーにもグンバツですよ。

楽しんで着て頂けたら嬉しいなぁ。

最後に残念なお知らせがあります。

2014年、2020年、そして2023年。

今回で3度目のリリースとなりましたが、編み手さんが高齢でもう難しいかなと言われています。仕方がないことですが良い製品になっていただけに残念です。。。

前回買い逃した方、ビビっときた方はこの機会に是非！

明日1/21日(土)より販売します。

詳細についてはこちらをご覧下さい。

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[スクエアネックベスト]

ぱっと見で可愛い♡って思った方は男女問わず、試してほしいす。

あっ、そうそう、前回購入された方から「あったかくて気持ちいい」、

そして仕事(作業)もしやすいので着る頻度高めとお聞きしました。

ビジュアルも面白いので、あれこれアレンジして着て下さいね。